東北大学がチタン表面にナノスパイクの二重構造を形成、インプラントと骨の結合を促す新技術を開発
東北大学の研究グループは、チタンインプラント表面に高密度のナノスケール突起を階層状に形成する新しい表面改質技術を開発した。動物モデルでの骨内埋入実験で、従来のインプラント表面より強い骨結合が得られたとする研究成果を発表した。
東北大学の研究グループは、チタンインプラント表面に高密度のナノスケール突起を階層状に形成する新しい表面改質技術を開発した。動物モデルでの骨内埋入実験で、従来のインプラント表面より強い骨結合が得られたとする研究成果を発表した。
京都大学と東北大学の研究グループが、生体センサー用の有機電気化学トランジスタに用いる高分子材料について、繰り返し単位の種類や並び方の違いが薄膜構造や電荷輸送性、信号増幅性能、さらにたんぱく質の付着とその後の動作安定性に影響することを報告した。成果は2026年8月13日に国際学術誌『Advanced Electronic Materials』に掲載された。
京都大学などの研究グループが、SLF2・SMC5遺伝子の先天的な異常が遺伝性骨髄不全症や骨髄異形成症候群の発症に関わることを患者由来iPS細胞の解析で示した。遺伝子編集による異常の修復で造血障害が改善したことも報告された。成果は国際学術誌『Leukemia』に掲載された。
東京慈恵会医科大学と東京大学の研究グループが、黄色ブドウ球菌バイオフィルムの菌体外マトリクスにリン脂質L-PGが存在し、細菌同士を接着させる役割を担うことを発見した。分解酵素PLA1による分散作用も確認され、難治性感染症への新たな制御法の検討につながる可能性がある。
東京大学とヨーク大学の研究グループが、陽電子の3光子崩壊を利用した幾何学的イメージング原理を確立し、既存のPET薬剤18F-FDGを用いて多孔質物質中のポジトロニウム比率画像化に世界で初めて成功したと発表した。がん悪性度評価などへの応用が見込まれるとしている。
理化学研究所の研究チームは、細胞型ワクチン「人工アジュバントベクター細胞(aAVC)」の投与によりNK細胞とキラーT細胞が腫瘍組織内で協調し、キラーT細胞が浸潤しにくい「コールド腫瘍」を治療応答性の高い状態へ転換する仕組みをマウスモデルで確認したと発表した。CCR5-CCL5経路とCXCR3-CXCL9経路が両細胞の連携を仲介していることも示された。
琉球大学、近畿大学、順天堂大学、横浜市立大学、東北大学、理化学研究所などの研究グループが、がん細胞が活性酸素を取り除いて自身を酸化ストレスから守る新たな仕組みに関わる2つの酵素を明らかにした。防御機構を阻害し細胞死を促す新たながん治療標的としての応用が期待される。
量子科学技術研究開発機構(QST)などの研究グループが、中高年発症の精神症患者37名を対象にPET検査を実施し、約65%にタウ病変を確認したと発表した。健常対照者では約15%だった。アルツハイマー病型と非アルツハイマー病型がほぼ半数ずつみられ、タウ病変と実行機能低下の関連も示された。
京都大学の滝田順子教授らの研究グループが、小児の稀な肝腫瘍「肝未分化胎児性肉腫」について、良性腫瘍「肝間葉性過誤腫」から段階的に悪性化する遺伝子変化を全ゲノムシークエンス解析で明らかにした。両者は共通してC19MC領域の構造異常を持ち、TP53遺伝子の異常が加わることで悪性化することが分かった。リキッドバイオプシーによる診断・効果判定への応用可能性も示された。
京都大学の研究グループが、スマホアプリでの体重管理支援と週1日の置き換え食を組み合わせた12週間のオンライン減量プログラムを開発した。予備的ランダム化比較試験の結果、統計学的に有意な体重減少と約8割の継続率、重篤な副作用のない安全性が確認された。