慈恵大学がB-Clampによる肥満症手術をアジアで初実施──特定臨床研究の位置づけを整理
学校法人慈恵大学は、東京慈恵会医科大学外科学講座上部消化管外科の研究グループが、肥満症に対する新たな手術手技「B-Clamp」を用いた腹腔鏡下胃クリップ手術を、アジアで初めて実施したと発表した。
手術は、同大学の特定臨床研究計画に基づき、共同研究施設である「東京Dタワーホスピタル」で行われたもので、可逆的かつ低侵襲な減量・代謝改善手術としての位置づけが示されている。
B-Clampを用いた胃クリップ手術をアジアで初めて実施
学校法人慈恵大学の発表によると、東京慈恵会医科大学外科学講座上部消化管外科の大城崇司准教授を研究統括管理者とする研究グループは、肥満症を対象とした新たな減量・代謝改善手術「B-Clamp」を用いた腹腔鏡下胃クリップ手術を実施した。同発表では、この手術がアジアで初めて実施された事例として位置づけられている。
手術は、東京慈恵会医科大学の特定臨床研究計画における共同研究施設である「東京Dタワーホスピタル」において行われた。発表資料では、対象患者数や具体的な手術手技の詳細、評価項目などについての記載は確認できず、実施の事実と実施体制が示されるにとどまっている。
減量・代謝改善手術における位置づけ
肥満症に対する外科的治療としては、これまで胃の一部を切除する術式などが広く行われており、身体構造を不可逆的に変更する手技が中心となってきた経緯がある。今回発表された「B-Clamp」は、腹腔鏡下で胃にクリップを用いる手技として説明されており、発表資料では可逆的かつ低侵襲な選択肢として言及されている。
今回の実施は、東京慈恵会医科大学が主体となる特定臨床研究計画の枠組みの中で行われたものであり、大学と民間の医療機関である東京Dタワーホスピタルとの共同研究体制のもとで実施された点も、制度上の位置づけを理解するうえでの要素となる。発表資料からは、今後の研究計画の詳細な進行スケジュールや対象症例数などは確認できない。
事実関係の整理
- 情報の種類:特定臨床研究計画に基づく手術実施の発表
- 発表元:学校法人慈恵大学(東京慈恵会医科大学外科学講座上部消化管外科)
- 実施場所:東京Dタワーホスピタル(共同研究施設)
- 研究統括管理者:大城崇司准教授
- 対象:肥満症
- 手技名:「B-Clamp」を用いた腹腔鏡下胃クリップ手術
- 留意点:対象患者数、試験デザイン、評価項目等の詳細は発表資料からは確認できない
参考文献
学校法人慈恵大学 プレスリリース
https://www.jikei.ac.jp/press/detail/?id=48825