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	<title>日本医療研究開発機構 &#8211; JPNMEDICAL</title>
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	<description>日本の医療</description>
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	<title>日本医療研究開発機構 &#8211; JPNMEDICAL</title>
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	<item>
		<title>国立がん研究センターが透析腎がんの発症機構を解明──近位尿細管由来の経路を整理</title>
		<link>https://jpnmedical.com/research/558/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jpnmedical]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Jul 2026 04:30:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[医学研究・臨床研究]]></category>
		<category><![CDATA[Cancer Discovery]]></category>
		<category><![CDATA[HGF]]></category>
		<category><![CDATA[METシグナル]]></category>
		<category><![CDATA[国立がん研究センター]]></category>
		<category><![CDATA[後天性嚢胞腎]]></category>
		<category><![CDATA[日本医療研究開発機構]]></category>
		<category><![CDATA[東京大学]]></category>
		<category><![CDATA[透析腎がん]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://jpnmedical.com/article/558/</guid>

					<description><![CDATA[JPNMEDICALは、日本を中心とした医療政策・臨床研究・医療ツーリズムの動向を中立的な視点で伝えるメディアである。本記事では、国立がん研究センターと東京大学が発表した研究をもとに、人工透析患者に生じる腎臓がんの発症機序と、一般的な腎臓がんとの分子プロファイルの違いを整理する。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<article class="jm-article jm-article--policy">
<header class="jm-lead-block">
<p id="lead" class="jm-lead">　人工透析を長期間受ける患者に高い頻度で発症する腎臓がんについて、国立がん研究センターと東京大学の研究グループが、腎臓の近位尿細管細胞に由来する発症機序を分子レベルで明らかにしたと発表した。</p>
<p class="jm-lead">　研究成果は米国癌学会（AACR：American Association for Cancer Research）の学術誌『Cancer Discovery』に掲載され、透析下で生じる腎臓がんが一般的な腎臓がんとは異なる分子プロファイルを示すことも報告されている。</p>
</header>
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<nav id="keypoints" class="jm-section jm-keypoints" aria-labelledby="keypoints-title">
<h2 id="keypoints-title" class="jm-section-title">ポイント</h2>
<ul class="jm-keypoints-list">
<li>人工透析患者に生じる後天性嚢胞腎および腎臓がんが、近位尿細管細胞に由来することを確認</li>
<li>周囲の微小環境から分泌されるHGF（肝細胞増殖因子）によるMETシグナルの活性化と、遺伝子変異の蓄積が嚢胞化・がん化に関与することを示した</li>
<li>透析下で発生する腎臓がんは、一般的な腎臓がんと異なる遺伝子変異パターンや発現プロファイルを示した</li>
<li>研究は透析患者・非透析患者101名の腎臓検体を対象とした空間的マルチオミックス解析に基づく</li>
</ul>
</nav>
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<p>  <main id="content" class="jm-content"></p>
<section id="summary" class="jm-section jm-summary" aria-labelledby="summary-title">
<h2 id="summary-title" class="jm-section-title">透析患者の腎臓がん、近位尿細管由来の発症機序を確認</h2>
<p>　国立がん研究センター（東京都中央区）研究所細胞情報学分野の田中庸介研究員、高橋潤任意研修生、間野博行特別研究員らは、東京大学医学部附属病院泌尿器科・男性科（久米春喜教授）との協力のもと、人工透析患者・非透析患者101名の腎臓検体を対象に、全エキソーム解析、RNAシーケンス、シングルセルシーケンス、空間トランスクリプトーム解析を組み合わせた空間的マルチオミックス解析を実施した。</p>
<p>　解析の結果、長期の血液透析に伴って生じる後天性嚢胞腎（ACKD：acquired cystic kidney disease）と、そこから発生する腎臓がんが、いずれも腎臓の近位尿細管細胞に由来することが示された。透析下の腎臓では多くの近位尿細管が萎縮していく一方、一部の近位尿細管細胞は周囲の線維芽細胞が分泌するHGF（hepatocyte growth factor：肝細胞増殖因子）によってMETチロシンキナーゼのシグナル経路を活性化し、細胞死を免れて増殖を続けることが確認された。さらにこの過程で、クロマチン制御関連遺伝子やコヒーシン複合体遺伝子などに変異が蓄積し、クローン性の増殖を経て嚢胞が形成され、最終的に腎臓がんへ進展する経路が示された。</p>
<p>　全エキソーム解析では、透析下で発生する腎臓がんの遺伝子変異パターンが、一般的な腎臓がんとは大きく異なることも確認された。一般的な腎臓がんで高頻度に認められるVHL遺伝子の異常はほとんど見られず、代わりに染色体3番、7番、16番の増幅といったコピー数異常や、クロマチン制御関連遺伝子群の散発的な変異が特徴として挙げられている。RNAシーケンスでも、近位尿細管に関連する遺伝子群の発現上昇が確認され、透析下の腎臓がんが一般的な腎臓がんとは異なる分子生物学的特徴を持つ独立した腫瘍である可能性が示された。</p>
</section>
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<section id="context" class="jm-section jm-context" aria-labelledby="context-title">
<h2 id="context-title" class="jm-section-title">長期透析と腎臓がんリスクの関連という背景</h2>
<p>　慢性腎臓病（CKD：chronic kidney disease）は糖尿病、高血圧、糸球体腎炎などを主な原因として発症し、世界人口の10％以上が罹患しているとされる。日本国内の患者数は1500万人を超えるとされ、病状が進行すると腎機能が著しく低下し、自力で尿を排出できない末期腎不全に至る。この段階では体液管理や老廃物除去のために人工透析療法や腎移植が必要となり、日本は世界的にも人工透析患者数が多い国の一つとされ、現在約35万人が長期にわたり透析治療を受けているとされる。</p>
<p>　透析治療が長期化すると、腎臓に多数の嚢胞を伴う後天性嚢胞腎が生じることが知られ、透析開始から10年以上が経過した患者の約9割に発症すると報告されている。これらの嚢胞は腎臓がんの発生母地となる可能性が指摘されており、透析患者の腎臓がん発症リスクは一般人口の約15倍に達するとされる。一方で、人工透析によってなぜ腎嚢胞が形成され、腎臓がんリスクが高まるのかという分子レベルの実態は、これまで十分に解明されていなかった。今回の研究は、この長年の課題に対して空間的マルチオミックス解析という手法を用い、発症過程を細胞・遺伝子レベルで整理したものと位置づけられる。</p>
</section>
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<section id="details" class="jm-section jm-details" aria-labelledby="details-title">
<h2 id="details-title" class="jm-section-title">事実関係の整理</h2>
<ul class="jm-detail-list">
<li><strong>情報の種類</strong>：基礎研究の学術論文（『Cancer Discovery』掲載）</li>
<li><strong>発表元</strong>：国立がん研究センター、東京大学、日本医療研究開発機構（AMED）</li>
<li><strong>対象</strong>：人工透析患者・非透析患者101名の腎臓検体</li>
<li><strong>主要手法</strong>：全エキソーム解析、RNAシーケンス、シングルセルシーケンス、空間トランスクリプトーム解析</li>
<li><strong>主な知見</strong>：後天性嚢胞腎および透析腎がんの近位尿細管由来性、HGF－METシグナルの活性化、遺伝子変異蓄積によるクローン性増殖</li>
<li><strong>留意点</strong>：本研究は基礎研究段階の成果であり、診断・治療への応用には今後の検証が必要とされる</li>
</ul>
</section>
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<section id="references" class="jm-section jm-references" aria-labelledby="references-title">
<h2 id="references-title" class="jm-section-title">参考文献</h2>
<div class="jm-references-list">
<p>国立研究開発法人日本医療研究開発機構<br /><a href="https://www.amed.go.jp/news/release_20251121.html" rel="nofollow">https://www.amed.go.jp/news/release_20251121.html</a></p>
</p></div>
</section>
<p>  </main><br />
</article>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>東京大学が22q11.2欠失症候群の重複障害を分析──「医療の区分化」という概念を提唱</title>
		<link>https://jpnmedical.com/research/557/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jpnmedical]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Jul 2026 04:30:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[医学研究・臨床研究]]></category>
		<category><![CDATA[文化・社会・価値観]]></category>
		<category><![CDATA[22q11.2欠失症候群]]></category>
		<category><![CDATA[The Lancet]]></category>
		<category><![CDATA[医療の区分化]]></category>
		<category><![CDATA[日本医療研究開発機構]]></category>
		<category><![CDATA[東京大学]]></category>
		<category><![CDATA[笠井清登]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://jpnmedical.com/article/557/</guid>

					<description><![CDATA[JPNMEDICALは、日本を中心とした医療政策・臨床研究・医療ツーリズムの動向を中立的な視点で伝えるメディアである。本記事では、東京大学と国際共同研究グループが2025年11月に公表した22q11.2欠失症候群に関する質的研究をもとに、「医療の区分化」という概念と重複障害を抱える患者・家族が直面する心理社会的困難を整理する。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<article class="jm-article jm-article--policy">
<header class="jm-lead-block">
<p id="lead" class="jm-lead">　東京大学医学部附属病院の笠井清登教授らを中心とする国際共同研究グループは、先天性心疾患や知的障害、精神症状が重なる難病「22q11.2欠失症候群」をもつ子どもと家族の心理社会的困難を質的に分析した研究成果を発表した。</p>
<p class="jm-lead">　研究グループは、臓器や疾患ごとに細分化された医療サービスと、複数の障害を併せ持つ当事者のニーズとの間に生じる見えにくいミスマッチを指摘し、新たに「医療の区分化（medical compartmentalization）」という概念を提唱した。本研究成果は2025年11月13日（英国時間）、国際医学雑誌『The Lancet』のオンライン版に掲載された。</p>
</header>
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<nav id="keypoints" class="jm-section jm-keypoints" aria-labelledby="keypoints-title">
<h2 id="keypoints-title" class="jm-section-title">ポイント</h2>
<ul class="jm-keypoints-list">
<li>22q11.2欠失症候群の医療的ケア児と家族を対象に、臓器別医療と当事者ニーズのミスマッチを分析した</li>
<li>複数の疾患・障害を併せ持つ人が既存の縦割りサービス枠組みに当てはまらない状況を「医療の区分化」として整理した</li>
<li>医学教育や制度設計の見直しを含め、インクルーシブな医療への転換の必要性を示した</li>
</ul>
</nav>
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<p>  <main id="content" class="jm-content"></p>
<section id="summary" class="jm-section jm-summary" aria-labelledby="summary-title">
<h2 id="summary-title" class="jm-section-title">「医療の区分化」という概念の提唱</h2>
<p>　東京大学医学部附属病院の笠井清登教授、熊倉陽介助教、東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎教授、慶應義塾大学文学部の北中淳子教授、ミシガン大学（University of Michigan）医学部内科学部門・人類学部のスコット・ストニングトン准教授による国際共同研究グループは、指定難病「22q11.2欠失症候群」をもつ子どもと家族の心理社会的困難を質的に分析した。</p>
<p>　研究では、東京大学医学部附属病院で運営されている22q11.2欠失症候群メンタルヘルス専門外来の受診者や、これまでの調査・インタビューへの参加者をもとに、プライバシーに配慮して合成した模擬症例「こころ（仮名）」を通じ、専門科ごとの分断、小児から成人医療への移行の断絶、患者本人のみを対象とした制度設計などが重なることで、病態全体を見渡した支援が行われにくくなる現象を示した。研究グループはこの現象を「医療の区分化（medical compartmentalization）」と定義した。</p>
<p>　研究グループは、（1）重複障害を有する患者の支援を医学教育に取り込むこと、（2）ライフコース全体や家族を含めたケアの連携を構築すること、（3）障害者権利条約に基づく人権の視点や当事者参画（コ・プロダクション）を制度設計に取り入れることが必要であるとする教訓を得たとしている。</p>
</section>
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<section id="context" class="jm-section jm-context" aria-labelledby="context-title">
<h2 id="context-title" class="jm-section-title">22q11.2欠失症候群と縦割り医療構造の背景</h2>
<p>　22q11.2欠失症候群は、22対46本ある染色体のうち22対目の長腕11.2領域が欠損することで生じる染色体起因疾患であり、国の指定難病とされている。合併症は多岐にわたり、心疾患、特有の顔貌、胸腺低形成、口蓋裂などを併存するほか、軽度の知的障害や発達障害を伴うことが多い。近年の研究からは、思春期以降に統合失調症様の精神病症状や不安などの精神症状を発症する場合が少なくないことも分かってきているという。</p>
<p>　こうした特性から、患者は乳幼児期の先天性心疾患、学童期の知的障害や感覚過敏、思春期の精神症状というように、人生の各段階で複数の障害が重なって現れる。一方で医療は診療科ごとに区分化されており、総合病院であっても診療科の偏りや不足があるのが現状で、複数の疾患を併せ持つ患者が専門医から「診られない」と断られる状況が生じているという。研究グループは、日本の医療制度は専門分化が特に進んでいるためこの問題が顕著だが、世界的にも普遍的な課題であると位置づけている。</p>
<p>　同様の区分化は教育の場にも存在し、普通学級・特別支援学級・特別支援学校といった制度は基本的に単一の障害を想定しているため、複数の障害が重なる子どもがどの枠組みにも適切に当てはまらない状況が生じるとしている。研究グループは、身体・知的・精神的な多様性が重なっていても誰一人取り残さない環境を整えることが「包摂（インクルーシブ）」の本来の意味であるとし、現状の区分化により医療・教育を受ける権利が十分に守られていない場合があると説明している。</p>
</section>
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<section id="details" class="jm-section jm-details" aria-labelledby="details-title">
<h2 id="details-title" class="jm-section-title">事実関係の整理</h2>
<ul class="jm-detail-list">
<li><strong>情報の種類</strong>：医療人類学的手法による質的研究論文</li>
<li><strong>発表元</strong>：東京大学、日本医療研究開発機構（AMED）</li>
<li><strong>対象</strong>：22q11.2欠失症候群をもつ医療的ケア児と家族（模擬症例）</li>
<li><strong>掲載誌</strong>：『The Lancet』（2025年11月13日オンライン掲載）</li>
<li><strong>提唱概念</strong>：医療の区分化（medical compartmentalization）</li>
<li><strong>助成事業</strong>：AMED難治性疾患実用化研究事業、AMED研究倫理・社会共創推進プログラム、日本学術振興会科学研究費助成事業</li>
<li><strong>留意点</strong>：事例はプライバシーに配慮して複数の患者・家族の情報を合成した模擬症例である</li>
</ul>
</section>
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<section id="references" class="jm-section jm-references" aria-labelledby="references-title">
<h2 id="references-title" class="jm-section-title">参考文献</h2>
<div class="jm-references-list">
<p>日本医療研究開発機構「医療の区分化における難病当事者の抱える困難―22q11.2欠失症候群にともなう重複障害の医療人類学的分析―」<br /><a href="https://www.amed.go.jp/news/release_20251114.html" rel="nofollow">https://www.amed.go.jp/news/release_20251114.html</a></p>
</p></div>
</section>
<p>  </main><br />
</article>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>東北大学などがルビプロストンの腎保護作用を臨床試験で確認──腸内細菌との関連を整理</title>
		<link>https://jpnmedical.com/research/556/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[jpnmedical]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Jul 2026 04:30:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[医学研究・臨床研究]]></category>
		<category><![CDATA[医薬品・バイオテクノロジー]]></category>
		<category><![CDATA[LUBI-CKD TRIAL]]></category>
		<category><![CDATA[スペルミジン]]></category>
		<category><![CDATA[ルビプロストン]]></category>
		<category><![CDATA[山形大学]]></category>
		<category><![CDATA[慢性腎臓病]]></category>
		<category><![CDATA[日本医療研究開発機構]]></category>
		<category><![CDATA[東北大学]]></category>
		<category><![CDATA[虎の門病院]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://jpnmedical.com/article/556/</guid>

					<description><![CDATA[JPNMEDICALは、日本を中心とした医療政策・臨床研究・医療ツーリズムの動向を中立的な視点で伝えるメディアである。本記事では、日本医療研究開発機構（AMED）などが2025年9月に公表した慢性便秘治療薬ルビプロストンに関する臨床試験結果をもとに、腎機能への影響と腸内細菌を介した作用機序を整理する。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<article class="jm-article jm-article--policy">
<header class="jm-lead-block">
<p id="lead" class="jm-lead">　東北大学、虎の門病院、山形大学医学部および日本医療研究開発機構（AMED）は、慢性便秘治療薬ルビプロストンが慢性腎臓病（CKD）患者の腎機能低下を抑制したとする多施設共同臨床試験の結果を公表した。</p>
<p class="jm-lead">　研究グループは、患者検体を用いた網羅的解析から、ルビプロストンが腸内細菌叢を変化させ、ミトコンドリア機能に関わるスペルミジンの産生を促すことで腎臓のミトコンドリア機能を改善するという経路を報告している。</p>
</header>
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<nav id="keypoints" class="jm-section jm-keypoints" aria-labelledby="keypoints-title">
<h2 id="keypoints-title" class="jm-section-title">ポイント</h2>
<ul class="jm-keypoints-list">
<li>国内9医療機関でCKD患者118例を対象に第2相臨床試験を実施した</li>
<li>ルビプロストン16μg群でeGFRの低下がプラセボ群より抑制された</li>
<li>腸内細菌叢の変化とスペルミジン産生増加が関与する経路が示された</li>
</ul>
</nav>
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<p>  <main id="content" class="jm-content"></p>
<section id="summary" class="jm-section jm-summary" aria-labelledby="summary-title">
<h2 id="summary-title" class="jm-section-title">臨床試験でルビプロストンによる腎機能低下抑制を確認</h2>
<p>　研究グループは、2016年から2019年にかけて国内9つの医療機関でCKDステージIIIb－IVの患者118例を対象とし、ルビプロストン（8μgまたは16μg／日、いずれも国内未承認用量）とプラセボを24週間投与する多施設共同臨床試験「LUBI-CKD TRIAL」を実施した。主要評価項目とした尿毒症毒素（インドキシル硫酸）の血中濃度には、投与群とプラセボ群の間で有意な差は認められなかった。一方、副次評価項目とした推算糸球体濾過量（eGFR）については、ルビプロストン16μg群でプラセボ群と比較して低下が有意に抑制されたと報告している（p＝0.0457）。この傾向は、中等度の腎機能障害（eGFR 36～45 ml/min/1.73m2）を持つ患者において8μg、16μgの両群で顕著だったとしている。</p>
<p>　安全性については、薬剤との関連が確認されていないものを含め、報告された主な副作用は軽度から中等度の消化器症状であり、全体として忍容性は良好だったと説明している。研究グループは、患者から採取した血液・尿・便を用いた網羅的解析（マルチオミクス解析）も行い、ルビプロストン投与群では短鎖脂肪酸を産生するBlautia属やRoseburia属などの菌が増加し、これらの菌が持つポリアミン合成酵素遺伝子（aguA）量の増加とともに、血中スペルミジン濃度が上昇したことを確認した。腎不全モデルマウスへのスペルミジン経口投与では腎機能とミトコンドリアの形態・機能の改善が確認され、ヒト腎尿細管細胞を用いた実験でもスペルミジンによるATP産生能の向上が示されたとしている。</p>
</section>
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<section id="context" class="jm-section jm-context" aria-labelledby="context-title">
<h2 id="context-title" class="jm-section-title">便秘と腸内細菌叢、CKD治療の位置づけ</h2>
<p>　CKDは成人の有病率が高い一方、腎機能そのものを改善する薬剤は限られており、進行すれば透析や腎移植が必要になる。近年、CKD患者に多い便秘とそれに伴う腸内細菌叢の乱れが、尿毒症毒素の蓄積や全身の炎症を介して腎機能低下を進める要因の一つと考えられてきた。研究グループはこれまでの動物実験で、ルビプロストンやリナクロチドといった慢性便秘治療薬が尿毒症毒素を減少させ、腎機能を改善することを報告しており、今回の試験はこの知見をヒトのCKD患者で検証する位置づけとなる。資料では、ヒトを対象とした臨床試験でルビプロストンの腎保護作用を確認したのは今回が初めてだとしている。</p>
<p>　今回示された経路は、従来の尿毒症毒素の低減を中心に据えたCKD治療の考え方とは異なり、腸内細菌叢の変化を介してミトコンドリア機能に働きかけるという点に特徴がある。研究グループは、この知見がCKDに限らず、ミトコンドリア機能の異常が関わる疾患の治療研究にも応用され得るとしている。なお、今回投与された16μgという用量は国内で承認されている用量とは異なり、今後はより大規模な集団での検証（第3相試験）や、効果を予測するバイオマーカーの探索が課題として位置づけられている。</p>
</section>
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<section id="details" class="jm-section jm-details" aria-labelledby="details-title">
<h2 id="details-title" class="jm-section-title">事実関係の整理</h2>
<ul class="jm-detail-list">
<li><strong>情報の種類</strong>：多施設共同・無作為化第2相臨床試験（LUBI-CKD TRIAL）の結果および関連解析</li>
<li><strong>発表元</strong>：東北大学、虎の門病院、山形大学医学部、日本医療研究開発機構（AMED）</li>
<li><strong>対象</strong>：国内9医療機関のCKDステージIIIb－IV患者118例</li>
<li><strong>主要な結果</strong>：主要評価項目（尿毒症毒素）は有意差なし、副次評価項目のeGFR低下は16μg群で有意に抑制（p＝0.0457）</li>
<li><strong>示唆された経路</strong>：腸内細菌叢の変化によるスペルミジン産生増加が腎臓のミトコンドリア機能改善に関与</li>
<li><strong>留意点</strong>：投与用量は国内未承認、今後は第3相試験による検証が必要とされる</li>
</ul>
</section>
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<section id="references" class="jm-section jm-references" aria-labelledby="references-title">
<h2 id="references-title" class="jm-section-title">参考文献</h2>
<div class="jm-references-list">
<p>日本医療研究開発機構（AMED）「慢性便秘治療薬ルビプロストンの腎保護作用を世界で初めて臨床試験で確認―腸内細菌叢の改善でミトコンドリア機能が向上―」<br /><a href="https://www.amed.go.jp/news/release_20250901.html" rel="nofollow">https://www.amed.go.jp/news/release_20250901.html</a></p>
</p></div>
</section>
<p>  </main><br />
</article>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
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