2020年の医療滞在査証発給統計、622件への急減とコロナ影響期の位置付け整理
令和2年(2020年)の医療滞在に関する査証発給統計について、前年である令和元年(2019年)までの推移を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の流行下で確認された件数の変化を整理する。
何が分かったのか
2020年の医療滞在査証発給数は622件であり、前年の2019年(1653件)から大きく減少していた。
外務省が公表した国籍・地域別の査証発給統計によると、医療滞在査証は短期滞在査証の内数として集計されている。
2014年以降続いていた増加傾向および高水準での推移は、2020年に明確な減少局面へ移行していたことが確認できる。
背景・位置づけ
医療滞在ビザ制度は2011年に開始され、2014年以降は発給件数が段階的に拡大してきた。
2018年は1650件、2019年は1653件と、制度開始以降で最大規模に近い水準が続いていた。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の流行により、各国で国際的な人の移動が制限された時期に該当する。日本においても入国制限措置が実施され、医療滞在査証を含む短期滞在査証の発給件数が大きく減少した年として位置づけられる。
事実関係の整理
- 情報の種類:統計
- 公表元:外務省(査証発給統計、e-Stat掲載)
- 対象:医療滞在査証(短期滞在の内数、国籍・地域別)
- 対象期間:2020年1月から2020年12月
- 主要指標:医療滞在査証発給件数
- 主要な数値:622件
- 比較対象:2019年(1653件)
- 留意点:短期滞在査証の内数として集計されており、公館別統計とは一致しない。
参考文献
令和2年査証発給統計(国籍・地域別)(外務省、e-Stat掲載)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00300500
2019年の医療滞在査証発給統計、1653件の規模と国籍別構成の整理(JPNMEDICAL)
https://jpnmedical.com/japan/319/
2018年の医療滞在査証発給統計、1650件の規模と国籍別構成の整理(JPNMEDICAL)
https://jpnmedical.com/japan/315/