2011年に初めて集計された「医療滞在」査証、発給件数70件の全体像と国籍別内訳の整理
外務省の平成23年(2011年)査証発給統計に基づいて、発給件数と国籍別内訳を整理する。この年に初めて区分の一つとして「医療滞在」が示された。
何が分かったのか
外務省の平成23年(2011年)ビザ(査証)発給統計では、「医療滞在」が目的別区分として初めて明示され、同年の発給件数は70件であった。
全査証発給数1,356,246件の中では0.01%未満にとどまり、制度運用の初期段階であったことが統計上から確認できる。
国籍・地域別にみると、医療滞在はすべての国籍に一様に分布していたわけではなく、特定の国籍に集中して発給されていた。
背景・位置づけ
2011年は、医療滞在査証が制度として立ち上がり、統計上で初めて可視化された年にあたる。
同年の70件のうち、中国籍が31件、ロシア籍が23件を占め、この2か国で全体の約8割に達していた。
その他の国籍では、グルジア、クウェート、ナイジェリア、シリアなどが数件規模にとどまり、制度利用が限られた範囲で始まっていたことがうかがえる。
この統計は、後年の件数増加や国籍構成の変化を理解するうえで、基準点となる初期状況を示す資料として位置づけられる。
事実関係の整理
- 情報の種類:統計
- 公表元:外務省
- 公表年:平成23年分統計
- 対象:平成23年ビザ(査証)発給統計(国籍・地域別)
- 対象期間:2011年1月〜2011年12月
- 主要指標:医療滞在査証発給件数
- 主要な数値:70件(中国31件、ロシア23件、その他16件)
- 比較:当該年が区分初出のため前年比較なし
- 留意点:制度初期の利用実態を示す参考値であり、将来水準を示すものではない
参考文献
平成23年(2011年)ビザ(査証)発給統計(外務省)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00300500&tstat=000001050584&result_page=1