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2024年の医療滞在ビザ発給は1603件 中国・ベトナムで約9割|外務省査証統計

日本の医療制度と最新動向。写真はイメージです。(写真:Adobe Stock)

 2024年(令和6年)の医療滞在に関する査証発給統計について、前年である2023年からの件数変化と国籍・地域別構成を整理する。

 新型コロナウイルス感染症の影響下から回復が進んだ後、統計上どのような動きが確認できるのかを位置づけとして示す。



何が分かったのか

 外務省が公表した2024年(令和6年)の査証発給統計(国籍・地域別)によると、短期滞在の内数として集計される医療滞在査証の発給件数は1603件であった。

 前年である2023年の2295件と比べると692件減少しており、件数は前年度を下回ったことが確認できる。

 国籍別では中国籍が846件、ベトナム籍が595件となり、上位2か国で合計1441件と全体の大部分を占めている。

 本統計は査証の発給件数を示すものであり、実際の入国者数や医療機関での受療実績を直接示すものではない点には留意が必要である。

背景・位置づけ

 医療滞在査証は短期滞在査証の内数として集計される制度であり、発給件数は国際的な人の移動環境や入国制度の運用状況の影響を受けやすい。

 2023年は感染症流行期の低水準を経た後、発給件数が2295件まで増加し、回復が統計上明確に表れた年であった。

 これに対し2024年は1603件となり、件数は前年から減少している。回復局面の後に、発給件数が再び減少した年として位置づけられる。

 国籍別の構成をみると、中国籍とベトナム籍への集中が続いており、医療滞在査証の利用が特定国籍に依存する構造自体には大きな変化はみられない。

 一方で、3位以下の国籍はロシア、カザフスタン、モンゴルなどが続くものの、いずれも数十件規模にとどまっており、全体件数に与える影響は限定的である。

事実関係の整理

  • 情報の種類:統計
  • 公表元:外務省
  • 対象:2024年(令和6年)査証発給統計(医療滞在、国籍・地域別)
  • 対象期間:2024年1月から12月
  • 主要指標:医療滞在査証発給件数
  • 主要な数値:1603件
  • 前年比:2023年の2295件から減少
  • 国籍構成:中国籍846件、ベトナム籍595件、その他162件
  • 留意点:短期滞在の内数であり、入国実績や医療内容を直接示すものではない

参考文献

2024年(令和6年)査証発給統計(外務省)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_02116.html


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